ご位牌
お守り
ご本尊
形見
家宝など

あなたの宝物に魂を入れる開眼寺「大磯毘沙門堂」

開眼(かいげん)とは?

目に見えぬご縁を、かたちあるものに映すために

仏教には、「もの」に魂を宿すという深い祈りの作法があります
それが開眼(かいげん)と呼ばれる祈願で

仏像や位牌は、彫刻や木片ではありません。
そこに仏の光や、故人の面影が宿ってこそ、初めて「いのちある存在」となります
開眼とは、僧侶の祈りをもって、形あるものに魂をお迎えする、尊い仏事です

たとえば、仏壇にお迎えするご先祖の位牌
亡き方の面影を残す大切形見
幼きころから大切にしてきたぬいぐるみや、旅立ったペットの首輪
あるいは、人生の指針となる偉人にまつわる記念の品


それらに、深く静かな祈りを込め、魂を宿す――
それが、大磯毘沙門堂が行う、開眼祈願

700年以上の歴史があるお寺にしかできない

“本物の”の開眼

 

心温まる開眼の物語

開眼(かいげん)とは、ただのものに“いのち”や“魂”を宿し、祈りとともにそれを日々の暮らしに迎え入れる仏教の大切な儀式です。
それは、大切な人との絆を今一度結び直すこと、目に見えぬ存在を身近に感じながら歩むことでもあります。ここでは、実際に寄せられた心温まるご依頼の数々をご紹介いたします。

【故人との写真に故人の魂を開眼】 ▼

──「一緒に旅を続けたい」という祈りを形にして

写真は、ただの記録ではありません。特に大切な人との写真には、時間を超えて想いが宿っています。開眼とは、その想いを魂として写真に迎え入れる儀式です。亡き人と再び旅をし、日常を共にするという、目には見えないけれど確かなつながりを形にするのです。

[過去のご依頼]
奥様を亡くされた男性から「亡き妻と一緒に旅をしたい」というご依頼をいただきました。生前、お二人で日本各地を巡る旅を何よりの楽しみとされていたそうです。奥様が他界された後、ご主人はしばらく旅に出る気力を失っていたそうですが、「せめて写真だけでも連れていけたら」という想いから、奥様の写真に開眼を施されました。「写真を持って旅をすることで、妻と一緒に旅を続けられる気がする」という内容のメールをいただきました。その後は毎月のように思い出の地を訪れ、旅先で手を合わせるたび、写真の奥に宿った妻の存在に励まされていると感じているとのことでした。

【アクセサリーに故人の魂を開眼】 ▼

──「一緒に卒業したい」という想いを胸に

人は人生の節目に、大切な誰かの存在を心から求めることがあります。形見のアクセサリーに故人の魂を開眼することで、故人と共に歩んだ年月が祈りとして結晶し、その一日を支える力となります。その装身具は、単なる思い出ではなく、今もなお共に生きる証となるのです。

[過去のご依頼]
卒業を目前に控えた高校生の方から、「祖母のネックレスに魂を込めてほしい」とのご相談をいただきました。受験期にはそばにいてくれるだけで安心できたというおばあさまを、卒業式という人生の節目で感じていたいという願いでした。「卒業式の日におばあちゃんと一緒に出席したい」という手紙と共にネックレスが届きました。開眼の後、後日「当日、その存在をずっと感じながら過ごすことができた」とのご報告をいただきました。式の間、胸元のネックレスに何度も手を添えながら、心の中でおばあさまと語り合っていたとのことです。

【ご本尊に守護神を開眼】 ▼

── 信仰の中心に“息づく仏さま”を

仏壇に祀るご本尊は、家の中心となる精神的な支えです。仏像や掛け軸そのものは物質であっても、開眼という祈りの儀式によって、そこに仏さまの魂が宿り、見守りの力が生まれます。日々の祈りが、確かな存在に向かって届くために、開眼は欠かせぬ営みなのです。

[過去のご依頼]
ご新築を機に仏壇を設置されたご家族より、「観音さまを我が家の中心にお迎えしたい」との願いからご本尊の開眼をご依頼いただきました。仏壇だけでは“形”に過ぎないが、そこに魂が宿ることで本当の意味で“仏のいる空間”となる——そうした思いを強くお持ちのご家庭でした。観音菩薩を深く信仰されており、「家族をやさしく見守ってくれる存在を、目に見える形で日々感じたい」と語っておられました。開眼祈願後、「家に観音さまがいらっしゃるようで、守られている安心感がある」とのご感想をメールでいただきました。以来、朝晩のお勤めを欠かさず続けておられるとのことでした。

【親の形見に親の魂を開眼】 ▼

──「見守ってくれる存在」と日々ともに

形見とは、故人の思い出を宿す大切な“かたち”です。開眼の儀式を通してその形見に魂を迎え入れることで、それは単なる記念品ではなく、「今も共に生きる存在」へと変わります。特に親から受け継いだ品には、人生の道しるべとしての意味合いが込められることも少なくありません。

[過去のご依頼]
ある方から、亡きお父様の万年筆に魂を開眼してほしいというご依頼がありました。学生時代、父から贈られたその万年筆は、いつも机の引き出しの中で大切に保管されていたそうです。父の死後、仕事で大きな責任を担うことになったタイミングで、「父のようにしっかりした人間でありたい」という想いが芽生えたといいます。開眼の後、「この万年筆で書類を書くと、父がそばにいてくれるようで心強い。仕事にも自信が持てるようになった」というご報告をいただきました。父の筆跡が浮かぶようなあたたかさとともに、その方は日々、仕事に励まれているそうです。「この万年筆で書類を書くと、父がそばにいてくれるようで心強い。仕事にも自信が持てるようになった」というご報告をいただきました。

【文豪の書籍にその文豪の魂を開眼】 ▼

── 憧れの人と“言葉の中で対話する”喜び

書物とは、時を超えた「魂との対話」の場でもあります。とりわけ人生の指針となるような作家や思想家の本に触れたとき、そこに“ただ読むだけではない深い交流”を感じることがあります。その本に魂を開眼することは、尊敬する文豪と静かに語り合う空間を生む、極めて個人的で尊い儀式でもあるのです。

[過去のご依頼]
文学を愛する一人の方から、「敬愛する文豪の著作に魂を込めていただきたい」というご依頼がありました。若いころから何度も読み返してきた一冊。人生の節目ごとに開いてきたその本は、もはや「読む」以上の意味を持っていたそうです。開眼の後、「この本はもう読むものではなく、語りかけてくれるものになった」とのご感想をいただきました。それは書斎の本棚に並ぶ一冊ではなく、今では“人生の師”としてその方の心に寄り添っているとのことです。

【位牌に先祖の魂を開眼】 ▼

── 木札が“家の中の祈りの柱”になるまで

位牌は、目に見えぬ祖先の魂と日々向き合うための依代(よりしろ)です。手を合わせるその先に「確かに存在する何か」を感じられるためには、そこに魂を迎え入れる儀式、つまり開眼が必要となります。

[過去のご依頼]
通販で購入した位牌をご持参された方が、「このままではただの木の札でしかない」と不安を口にされました。見た目は整っていても、そこに何も宿っていないのでは…という思いが消えなかったそうです。開眼供養を行った後、「これでようやく父を家に迎えられた気がします」とのメールをいただきました。それからは、仏壇の前で自然と手を合わせる時間が日常に戻ってきたそうです。見えない存在と“共に生きる”という感覚を、位牌は静かに支えてくれるのです。

【ピックに憧れのギタリストの魂を開眼】 ▼

── 音に魂を宿し、憧れの力を自分の中に

音楽は、感情と魂の表現です。そして音に関わる道具には、奏でる者の想いが乗り移ることがあります。自分が敬愛してやまない音楽家の魂を、その道具に込めることで、迷いや不安を乗り越える力となることがあります。

[過去のご依頼]
音楽業界で成功を収めているアーティストの方から、「最近スランプが続いている」とご相談を受けました。かつて人生を変えるほど影響を受けた故人のギタリストの魂を、自分の使用するピックに込めてほしいというご依頼でした。開眼後、そのピックで演奏を再開すると、「まるで背中を押されているように、自信とやる気が漲った」とのご報告をいただきました。その後は演奏活動も再び活気を取り戻し、「憧れの人と共に演奏しているような感覚」と語っておられました。

【首輪に犬の魂を開眼】 ▼

── ペットの温もりを、そばに感じて

ペットとの日々は、言葉を超えた深い絆の記憶です。亡きペットの姿が心から離れず、何気ない日常にぽっかり穴が開いてしまったような感覚を抱える方も多くおられます。ペットが身に着けていたものを開眼することで、「そばにいる」という感覚を取り戻すことができます。

[過去のご依頼]
長年一緒に暮らした愛犬を亡くされた方から、「その犬がtけていた首輪に魂を込めてほしい」という依頼がありました。夜になると寂しさが募り、写真を見ては涙する日々が続いていたそうです。開眼の後、「毎晩首輪に話しかけることで、少しずつ気持ちが和らいできました」というメールをいただきました。今ではその首輪が枕元に寄り添い、かつてのように“見守ってくれている”と感じているとのことです。

【家宝に先祖の魂を開眼】 ▼

── 伝統の中に宿る“見えない柱”

代々受け継がれてきた家宝には、見た目以上に深い“家の物語”が宿っています。その中に先祖の魂を開眼することは、ただの美術品や道具にとどまらず、「家系の祈りと誇り」を未来に伝える力を持たせることに繋がります。

[過去のご依頼]
ご実家に伝わる江戸期の掛け軸に先祖の魂を込めてほしいというご依頼をいただきました。これまで、格式ばったものとして飾られていたその掛け軸が、なぜ大切に守られてきたのか、本人には理解できていなかったそうです。開眼後、「祖父母がこの掛け軸を大切にしていた理由がわかった気がします」とのご報告をいただきました。それ以来、その家宝は“見えない柱”として家族に語り継がれているとのことです。

【師匠の数珠に師匠の魂を開眼】 ▼

── 導いてくれた師と、今も共に修行する

仏道を歩む者にとって、師の存在は生涯の羅針盤です。その師が使っていた数珠に魂を込めることで、儀式のたびに師の教えと姿勢を肌で感じることができます。開眼された数珠は、弟子にとって形ある「伝承」となります。

[過去のご依頼]
僧侶の方からのご依頼で、師でもあり父でもあった方の形見である数珠に、魂を込めたいというものでした。すでに後継として法務を担っておられましたが、「あの数珠を持つことで、法要中も父が隣にいるようで自然と背筋が伸びる」とのご感想をいただきました。「父の声が聞こえるような気さえする」との言葉が印象的でした。数珠は単なる仏具ではなく、師との対話を続ける聖なる道具となったのです。

【お守りに守護神を開眼】 ▼

── 世界にひとつ、自分だけの護り神

信仰は、目に見えないものを信じる力です。ときには、市販では手に入らない「自分だけの神仏とのつながり」を形にしたいという願いを持つ方もいらっしゃいます。自作のお守りに、信仰する守護神の魂を開眼することで、そのお守りはかけがえのない“祈りの器”になります。

[過去のご依頼]
特定の神仏を信仰されている方から、「どうしてもその神様のお守りが見つからない。ならば自分で作り、開眼していただきたい」というご依頼をいただきました。ご自宅で手縫いされた小さな布袋に、信仰の対象である神様の魂を込めさせていただきました。後日、「このお守りを手にするたびに、不思議と心が整うようになりました」との感想をお寄せいただきました。それはまさに、自分だけの祈りが宿る“世界に一つの護り”でした。

【ミニカーに亡き子の魂を開眼】 ▼

── 小さな手の記憶を、今もそばに感じて

幼くして旅立った命は、家族の心の中に永遠に生き続けます。とりわけ子どもが大切にしていた物に魂を開眼することで、その存在を形としてそばに置くことができます。それは癒しであると同時に、「今も元気に遊んでいる」と感じられる希望でもあります。
 
[過去のご依頼]
4歳の息子さんを不慮の事故で亡くされたお父様からのご依頼でした。その子が生前とても大切にしていた赤いミニカーを、「あの世でも遊べるようにしてあげたい」という願いから、魂を込めてほしいというものでした。開眼後、「このミニカーを見るたびに、今もどこかで走らせて遊んでいる気がして、少し嬉しくなる」とのご報告をいただきました。ぬくもりの記憶は、時間を越えて、今も家族を優しく包んでいるのです。

 

大磯【毘沙門堂】について

大磯【毘沙門堂】は神奈川県大磯町に所在する700年以上の歴史がある妙輪寺にある祈願道場です。

日本三大稲荷「最上稲荷」として、参拝者を開運へ導いてきた開運寺としても知られています。

日本仏教の祖、伝教大師ご自作「毘沙門天像」が開眼祈願ご本尊です。

山門はいつでも開いています。

いつでもお越しください。

くわしくはこちら

 

受付方

ご予約の上、大磯毘沙門堂へご来寺下さい。

【開眼祈願】
開催時間:9時~17時
場所:妙輪寺本堂
所要時間:15分~30分
お布施:1万円から

※仏壇やお墓など、持ち込めない大きなものの開眼の場合は住職がお伺いして開眼祈願をいたしますのでご相談ください

 

~大磯毘沙門堂までご来寺できない場合~

レターパックに入るものに限り、郵送にてお受けいたします。
※レターパックに入りきらない物の場合はご相談下さい。

 

 



郵送での開眼の流れ ▼

遠方にお住まいの方や、ご事情によりご来寺が難しい方のために、大磯毘沙門堂では郵送での開眼祈願も承っております。

たとえお会いできなくても、あなたの真剣な祈りは私たちが責任をもって魂に届けさせていただきます。


基本的には、「レターパックに入る大きさのもの」が対象となりますが、それ以外のサイズの品をご希望の場合も、まずはお気軽にご相談ください。

なお、レターパックは二種類あり配送できる大きさ等が異なるため、お送りになられる物のサイズにあうレターパックをご用意ください。


【郵送での開眼祈願の流れ】

① お申し込みとご志納金のご納入
当ホームページからお申し込みください。
オンライン決済にて、ご志納金をお納めいただきます。

② レターパックのご準備と発送
郵便局やコンビニで「レターパックライト」または「レターパックプラス」をご購入いただき、開眼をご希望のお品物を丁寧に梱包のうえ、下記宛先までご送付ください。

【送付先】
〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯1582 妙輪寺内
大磯毘沙門堂
0463-61-0749

※郵便事故による破損・不着の責任は負いかねますので予めご了承ください。

③ 本堂での開眼祈願(3日間~)
お品物が届きましたら、本堂にて3日間以上、開眼のご祈願を行います。
他の行事の関係でお時間を頂く場合もございますが、すべて心を込めて丁寧にお勤めいたします。

④ ご返送と証明書の同封
開眼が無事に終わりましたら、レターパックでお品物をご返送いたします。
開眼証明書も同封させていただきますので、祈りの証としてお手元にお納めください。

あなたの祈りを、場所にとらわれずかたちにするお手伝いをいたします。
どんな小さな願いでも、どうぞ安心してお預けください。

郵送での開眼祈願の受付はこちらから

 

 

よくあるご質問

開眼とはなんですか? ▼

開眼(かいげん)とは、ただの「物」に、魂の息吹を宿す仏教の祈願儀式です。
たとえば、位牌や仏壇、お墓などにご先祖さまの魂をお迎えする――その瞬間、私たちの祈りの対象は、単なる木や石から、“魂の依代(よりしろ)”へと生まれ変わります。

よく「魂を込める」と聞くと、“魂を物に閉じ込める”ようなイメージを持たれる方もいますが、実際はまったく逆です。
故人の魂は常に「あの世」におられます。開眼とは、「この世に祈りが届くように」「あの世の魂と再びつながれるように」、物を“通り道”として開く仏の儀式なのです。

言い換えれば、開眼とは――
“祈りの扉”を開けて、魂と心を行き来させること。

そしてこの大切な仏事を、妙輪寺では700年以上もの長きにわたり守り続けてきました。
当山の開眼専門道場「大磯毘沙門堂」では、仏具だけにとどまらず、あなたの想いがこもったあらゆる物に魂を開眼するという、他にない独自の祈願を行なっております。

「もう一度、あの人と話がしたい」
「この想いを、あの世に届けたい」
「そばにいてくれている気配を感じたい」

そう願うすべての方へ、私たちはこの祈りの扉を、心を込めてそっと開かせていただきます。

どのようなも物が開眼できますか? ▼

私たち大磯毘沙門堂では、仏壇や位牌などの仏具はもちろん、
アクセサリーのような小さなものから、お墓のような大きなものまで、
魂を込めたいと願う、あらゆる「物」に開眼供養を行っています。

たとえば――

写真に故人の魂を込めて、日々そばに感じるために

アクセサリーに祖母の魂を込めて、一緒に卒業式へ

ペットの首輪に開眼して、今も抱きしめながら眠る

大切な形見に魂を込めて、心の支えとする

このように、“物”は心を宿す器となり、想いと魂を結ぶ橋渡しとなるのです。

ただし、開眼には一つだけ大切な約束があります。
それは、「魂がすでに“あの世”にいること」。

つまり、まだ生きている方の魂や、空想・創作の存在など、“魂の居場所が定まっていない存在”には開眼を行うことができません。
開眼とは、現実にこの世で愛され、役割を果たし、その命を終えてなお、人の心に生き続ける魂に向けた、敬意と感謝の祈りの儀式だからです。

あなたの中に「もう一度つながりたい」と願う魂があるなら、その想いを、どうか“物”という形に託してみてください。
その物がきっと、あの人とあなたを結ぶ、あたたかい扉となってくれるはずです。

どのような神様を開眼することができますか? ▼

私たち大磯毘沙門堂では、仏教の正統な教えに基づく神仏への開眼を、心を込めて執り行っています。

お釈迦様、観音菩薩、大黒天、弁財天、毘沙門天、不動明王など――
千年以上にわたり多くの人々に信仰されてきた仏教の神仏たちは、古来より「人々の願いを聞き届け、力を貸してくださる存在」として崇められてきました。

あなたが信じてきたその神さまに、「このお守りに宿ってほしい」「このご本尊として我が家を見守ってほしい」
――そんな願いがあるのなら、私たちはその想いをしっかりと受け止め、正式な開眼の作法と祈りをもって、“魂をお迎えする扉”を開きます。

ただし、私たちは仏教の伝統と法脈を大切にしているため、新興宗教における独自の神様や、仏教以外の宗教における神々への開眼はお受けしておりません。
これは宗派の違いを否定するものではなく、あくまで祈願の質と仏縁の正しさを守るための姿勢です。

もしあなたが、「観音さまのやさしさに護られたい」「毘沙門天の勇気を持ちたい」「不動明王の力強さを感じて生きたい」と願っているなら、どうか安心してご相談ください。

神仏と祈りを結ぶ、あなただけの「ご縁のかたち」を、私たちが丁寧に整え、扉を開かせていただきます。

1つのものにいくつの魂を開眼することができますか? ▼

開眼とは、その「物」にひとつの魂や神仏の存在をお迎えする儀式です。
だからこそ、私たちは基本的に一つのものには、一つの魂または神様のみを開眼させていただいております。

これは、魂や神仏を「ただ宿す」のではなく、“その方を想って、真摯に祈りを捧げる場”として大切に扱うためです。

「これはおばあちゃんの魂のためのネックレス」
「このご本尊には観音さまをお迎えする」
――そうやって明確な祈りの対象があるからこそ、心を込めた祈願はより深く、日々の暮らしに根づいていきます。

ただし、ご先祖様のように複数の魂がひとつの系譜として祀られる場合、たとえば「○○家 先祖代々の位牌」など、“一つの連なった魂”として一つの対象に開眼を行うことは可能です。
その場合は、系譜全体を一つの祈りとして丁重に供養させていただきます。

あなたが誰の魂を、どんな想いでその「物」に託したいのか――
その気持ちを何よりも大切にしながら、私たちは開眼のご祈願をさせていただいております。

祈る気持ちは、魂と通じます。
どうか、あなたの心のなかの「たった一人」や「一柱」に、まっすぐな祈りを宿す場所を整えてみてください。

魂を入れたものから魂を抜くことはできますか? ▼

はい、可能です。
そしてその儀式は、仏教では「閉眼(へいげん)」と呼ばれます。

開眼が、“あの世とこの世をつなぐ扉”を開く儀式であるならば、閉眼は、その扉を静かに、丁寧に閉じるための大切な祈りです。

たとえば、ご事情により開眼された仏壇や位牌を手放すことになったとき、そのまま処分してしまうことは、魂を宿した存在を“祈りなく捨ててしまう”ことになります。

形はただの木や石でも、そこにはあなたの想いと、迎えられた魂が確かに存在しています。
だからこそ、手放す時には「ありがとうございました」と祈り、魂をあの世に送り返す儀式=閉眼が欠かせないのです。

大磯毘沙門堂では、開眼だけでなく閉眼のご祈願も正式に承っております。
「位牌を整理したい」「仏壇を処分する前にご供養したい」など、さまざまなご事情に合わせて、心を込めて儀式を執り行います。

魂と向き合うということは、「お迎えする時」も、「お見送りする時」も、どちらも丁寧に祈ることから始まります。

どうか、あなたの祈りの締めくくりも、あたたかく、美しくありますように。
お困りの際は、どうぞご相談ください。

閉眼とお焚き上げを依頼できますか? ▼

はい、大磯毘沙門堂では、開眼されたものを“丁寧に閉じ”、そして祈りとともに“お焚き上げ”することができます。

実は、大磯毘沙門堂は「お焚き上げ道場」でもあります。
しかし、ただ焼いて供養するだけの“形式的なお焚き上げ”とは、私たちは一線を画しています。

ここで行われるお焚き上げは――
「魂を送り返す」だけでなく、「願いを天に届ける」ための祈りの儀式。
つまり、“願いを叶えるお焚き上げ”なのです。

たとえば……

故人の写真を閉眼し、追善供養とともにお焚き上げ

大切にしてきた仏具を閉眼し、感謝の祈りとともにお焚き上げ

手放したい人間関係の手紙をお焚き上げし、縁切り祈願を同時に行う

終わったご縁や想い出を天に還し、新たな一歩の後押しを願う

このように、「閉じる」と同時に「願う」という、心の循環を整える儀式としてお焚き上げを執り行っております。

どんな想いでその「物」と向き合ってきたのか。
どのように手放し、どのように祈りを届けたいのか。
私たちは、その一つひとつを丁寧に受け取り、ただ焼くのではなく、祈りとして天へと届けることを大切にしています。

詳細はこちらをご覧ください →https://bishamon-do.com/

あなたの中にある“区切り”や“祈りの行き先”が、どうか優しく結ばれますように。
閉眼とお焚き上げについて、不安や迷いがある方も、どうぞ安心してご相談ください。

お墓など大きな物も開眼・閉眼してもらえますか? ▼

はい、大丈夫です。
大磯毘沙門堂では、通常は開眼を希望される品物を当山までお持ちいただいておりますが、お墓や仏壇など、移動が難しい大きなお品については、住職が直接お伺いし、現地で開眼の儀式を執り行っております。

「新しく建てたお墓に、しっかりと魂を迎え入れたい」
「代々守ってきた仏壇に、新たな祈りの力を込めたい」
そのような願いを、どうか遠慮なくお聞かせください。

大磯毘沙門堂は神奈川県に所在するため、対応可能な地域は関東圏内とさせていただいておりますが、開眼のご縁を結びたいというお気持ちがあれば、できる限り誠心誠意ご対応させていただきます。

具体的な訪問地域や費用については、個別にご相談を承っております。

“動かせない場所だからこそ、きちんと祈りを届けたい”その想いに、私たちは全力でお応えします。

どうか、あなたの大切な祈りの場に、しっかりと魂の扉を開くお手伝いをさせてください。

仏教宗派が違っていても開眼してもらえますか? ▼

仏のご縁に宗派の壁はありません。大磯毘沙門堂は日蓮宗の寺院ですが、開眼をご希望される方の宗派は問いません。

真言宗・浄土宗・曹洞宗など他宗の方、また信仰を持たない方も、魂に向き合う想いがある限り、私たちは心を込めてお受けいたします。

宗派の違いを超えて、仏と人をつなぐ“祈りの場”を提供することが、私たちの役目だと考えております。

無宗教ですが、開眼してもらえますか? ▼

想う気持ちに、宗教は必要ありません。宗教に属していなくても、「もう一度つながりたい」「手を合わせたい」という気持ちがあれば、それこそが開眼の本質です。

形式や教義よりも、そこに込められた“想い”を何よりも尊重しています。ご本人やご家族が宗教に馴染みのない場合でも、安心してご依頼いただけます。

人ではなくペットの魂も開眼できますか? ▼

はい、可能です。ペットは家族です。大切な家族であるペット(犬、猫、鳥など)も魂をもった存在として丁寧に開眼いたします。

首輪、写真、ぬいぐるみなどに開眼し、「今も一緒にいる」感覚を大切にされる方から多くご依頼いただいております。

とくに悲しみの癒しや日常の支えとして、心の拠り所となるとのお声を多く頂戴しています。

開眼できないものはありますか? ▼

開眼は、すでにこの世を去り、あの世にいる魂を“この世へお迎えする”祈願です。

したがって、生きている人の魂を開眼することはできません。

また、創作されたキャラクターや物語上の存在など、実体のない存在に対しても同様です。

呪術的な目的や、倫理的に不適切な依頼もお断りしております。誠実な祈りの対象にこそ、真心を込めて儀式を行います。

開眼した後、そのものはどう扱えばいいですか? ▼

開眼されたものは、もはやただの「物」ではありません。魂が宿る“依代(よりしろ)”として、手を合わせたり、話しかけたりする対象となります。

例えばご位牌でしたら必ずしも仏壇に祀る必要はありませんが、静かで清らかな場所に置いていただくと、より祈りが届きやすくなります。

お守りやアクセサリー、写真など、持ち歩ける形で開眼された方も多くいらっしゃいます。

むしろ、そばにあることで日々の安心感や心の支えとなることが多いです。

開眼・閉眼の証明書は発行されますか? ▼

ご希望があれば発行いたします。

開眼や閉眼の記録として、またご家族やご自身の節目として、祈願内容を証明する開眼証・閉眼証をご用意しております。

儀式の大切さを形に残すことで、心の整理や次なる一歩への勇気にもつながると多くの方から喜ばれています。

ご希望があれば仏像の開眼等では、その下面に筆で開眼の証を書き、開眼印を押すことも可能です。

開眼した後に気持ちが変わってしまったら? ▼

お釈迦様はこの世のすべては「諸行無常」と説かれています。

人の心も諸行無常。

人の心は、時間とともに変化していくものです。

開眼した後に「やはり気持ちが変わった」と感じたとしても、どうかご安心ください。

その場合は、魂をお送り返す閉眼(へいげん)や、慰めの供養をご提案いたします。

あなたの想いを最も大切にしながら、心の整理をお手伝いさせていただきます。

開眼できない魂はありますか? ▼

私たちの開眼は、あの世とこの世を結ぶ“祈りの扉”を開くことです。

開眼された「物」は、その魂が一時的に宿り、あなたとの祈りの場となります。

ただし、大前提として、その魂と“あなたのご縁”が結ばれている必要があります。

大磯毘沙門堂では、縁のない魂はその依代(よりしろ)に宿ることはなく、祈りが届いても留まることはないと考えます。

つまり、あなたが深く想い、願いを捧げたいと感じる相手であることが何より大切なのです。

「祖父母」「両親」「恩師」「友人」「ペット」など、実際に関わりがあった魂であれば、祈りは必ず届きます。

会ったことがない偉人でも、その偉人のことを想い心から祈れば祈りは必ず届きます。

“あなたが想いを寄せる魂”である限り、たとえその魂が自覚的にあなたとつながっていたかどうかは問題ではありません。

あなたの祈りが本物であれば、その魂への扉は必ず開きます。

私たちは、その扉を開くお手伝いをさせていただきます。

どうか安心して、心の中にいるその方の雄型やお名前を、静かに思い浮かべてみてください。

開眼祈願はどのように依頼をすればいいのですか? ▼

大磯毘沙門堂の開眼祈願は、ご依頼主様と住職が共に祈りを捧げることを基本としています。

なぜなら、私たちは開眼の前に、その魂と依頼主様との“ご縁”を丁寧にお聞きすることを大切にしているからです。

「この方とどういう想い出があるのか」「この物にどんな願いを込めたいのか」。

その語られるひとつひとつの言葉が、魂を迎えるための“橋”となり、開眼という神聖な儀式をより意味深いものにしてくれるのです。

ご祈願の所要時間は15〜30分ほど。

ご来寺の際は、必ず事前にご予約のうえお越しください。

法務の都合上、完全予約制とさせていただいております。

開眼にかかる費用に明確な定額はございませんが、ご志納金の目安として1万円からお納めいただいております。

これは「料金」ではなく、「祈りへのお気持ち」としてお受けしております。

遠方にお住まいの方や、ご来寺が難しい方には、郵送による特別な開眼祈願も承っております。

その場合も、事前に丁寧なご相談を行い、心を込めてご祈願いたします。

形式ではなく、「どうしても祈りたい」という気持ちを、どうか私たちにお聞かせください。

その想いこそが、開眼の扉を開く最も大切な鍵です。

郵送で開眼の依頼はできますか? ▼

遠方にお住まいの方や、ご事情によりご来寺が難しい方のために、大磯毘沙門堂では郵送での開眼祈願も承っております。

たとえお会いできなくても、あなたの真剣な祈りは私たちが責任をもって魂に届けさせていただきます。


基本的には、「レターパックに入る大きさのもの」が対象となりますが、それ以外のサイズの品をご希望の場合も、まずはお気軽にご相談ください。

なお、レターパックは二種類あり配送できる大きさ等が異なるため、お送りになられる物のサイズにあうレターパックをご用意ください。


【郵送での開眼祈願の流れ】

① お申し込みとご志納金のご納入
当ホームページからお申し込みください。
オンライン決済にて、ご志納金をお納めいただきます。

② レターパックのご準備と発送
郵便局やコンビニで「レターパックライト」または「レターパックプラス」をご購入いただき、開眼をご希望のお品物を丁寧に梱包のうえ、下記宛先までご送付ください。

【送付先】
〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯1582 妙輪寺内
大磯毘沙門堂
0463-61-0749

※郵便事故による破損・不着の責任は負いかねますので予めご了承ください。

③ 本堂での開眼祈願(3日間~)
お品物が届きましたら、本堂にて3日間以上、開眼のご祈願を行います。
他の行事の関係でお時間を頂く場合もございますが、すべて心を込めて丁寧にお勤めいたします。

④ ご返送と証明書の同封
開眼が無事に終わりましたら、レターパックでお品物をご返送いたします。
開眼証明書も同封させていただきますので、祈りの証としてお手元にお納めください。

あなたの祈りを、場所にとらわれずかたちにするお手伝いをいたします。
どんな小さな願いでも、どうぞ安心してお預けください。

開眼の効果は感じられますか? ▼

大磯毘沙門堂【祈願道場】では、開眼を通じて“目には見えない祈りのご利益”をご提供しています。

ご利益の感じ方は、まさに人それぞれ。すぐに「眼に見えない安心感を感じた」とおっしゃる方もいれば、「特別なことは起こらなかった」と語られる方もおられます。

開眼の本質は、「魂とのつながりを形にすること」。

大切なのは、儀式によって何か“超常的な効果”が起きることではなく、心に“祈りの居場所”ができることなのです。

たとえば、亡き方と話しているような気がする。

何かに守られているように感じる。

気持ちが穏やかになる。

——それこそが、魂と向き合った証であり、ご利益のかたちだと私たちは考えています。

もちろん、何も感じられないという方もおられるかもしれません。

それでも構いません。

開眼された物の前で手を合わせ、日々語りかける時間こそが、あなたの心を癒す確かな力になるはずです。

効果を求めるより、想いを託し、祈りを捧げる。

そこに宿る静かな変化を、ぜひご体験ください。